目次
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①導入編(目的・組織体制)
Q. 導入のきっかけや目的は?
- A. 「『業界の標準になる』『使えないと生き残れない』という危機感を共有し、経営戦略としてトップダウンで導入を宣言した」
- A. 「手戻りのない設計(フロントローディング)の実現と、図面間の不整合をなくし設計品質を向上させることを目的とした」
- A. 「『新しい創造の力を』をスローガンに、設計者が自らBIMを使うことで建築の価値向上を目指している」
Q. どのような組織体制で推進していますか?
- A. 「BIM推進室やDXデザイン室を設置し、設計者と同格の立場でデータマネジメントやプロジェクト支援を行っている」
- A. 「BIM専業のチームとして新法人を設立、あるいは社内ベンチャーのように専門部隊を切り出して運用している」
- A. 「1人事務所や小規模事務所のため、代表者自身の決断で柔軟に全案件へ導入している」
②教育編(人材育成・マインドセット)
Q. 社内浸透やスキルアップの工夫は?
- A. 「ベテラン(建築知識・納まりに詳しいが操作は苦手)と若手(操作は早いが知識不足)をペアにし、互いに教え合う体制が最も効果的だった」
- A. 「全員に強制すると反発や挫折があるため、まずは『BIMが得意な数名』や『若手チーム』から始め、徐々に横展開している」
- A. 「『キックオフ会議』や『BIM統合調整会議』を定例化し、実務を通じたノウハウ共有を行っている」
Q. BIMを使えない・苦手な所員への対応は?
- A. 「無理にモデリングをさせず、『ビューワーでモデルを確認・チェックする』ことから始めてもらい、アレルギーをなくす」
- A. 「BIM操作ができないベテランには、詳細図や矩計図などの2D作図や、建築的な納まりに専念してもらい役割分担している」
③技術・ツール編(環境整備・ソフト)
Q. ソフト環境やテンプレートの整備状況は?
- A. 「標準テンプレートやファミリ(ライブラリ)の整備が最重要。個人の勝手な設定を防ぐため、レイヤや命名規則を統一している」
- A. 「一部の先進的な事務所では、CDE(共通データ環境:BIM 360/ACC等)を導入し、常に最新のデータをクラウド上で共有・統合管理している」
- A. 「国内メーカーのBIMオブジェクト(ファミリ)が不足しており、自社作成の負担が大きいのが課題」
Q. 社外や非ユーザーとのデータ共有ツールは?
- A. 「BIMソフトを持たない協力会社や施主向けに、無料のビューワー(BIMx、Autodesk Viewerなど)を活用して情報を共有している」
- A. 「iPadなどのタブレットを現場や打ち合わせに持ち込み、その場でモデルを見せることで理解を促している」
④運用編(フロー・図面区分)
Q. 2D CADとBIMの使い分け(図面区分)は?
- A. 「すべてをBIMで描こうとせず、『一般図・建具表・仕上表はBIM』『詳細図・矩計図は2D CAD』などと明確に使い分けている」
- A. 「基本設計まではBIMで進め、実施設計の細部検討から2D CADを併用するハイブリッド運用を行っている」
Q. 構造・設備設計との連携方法は?
- A. 「意匠・構造・設備ですべてBIM連携を行いたいが、協力会社の対応状況やソフトの違いにより、現状は2D図面やPDFでのやり取りが中心」
- A. 「IFC変換で連携しているが、文字化けや属性欠落があるため、完全統合は目指さず『干渉チェック』や『重ね合わせ確認』での利用に留めている」
- A. 「2D図面を正としてBIMに入力する『ワンウェイ(一方通行)』の連携にして、整合性の混乱を防いでいる」
⑤ナレッジ編(効果・課題・失敗談)
Q. 導入して良かったこと(効果)は?
- A. 「施主へのプレゼンで『空間の広さ』や『日当たり』を視覚的に説明できるため、合意形成が早く、竣工後の『イメージ違い』のクレームが激減した」
- A. 「採用活動において『BIMを使っている』ことが学生への強いアピールになり、優秀な若手の獲得につながっている(副次的効果)」
- A. 「単純な図面修正(壁移動など)の際、平・立・断が連動して修正されるため、ミスが減り工数が削減された」
Q. 失敗談や今後の課題は?
- A. 「最大の失敗要因は『特定の一人に任せきりにすること』。その人が辞めたりボトルネックになるとプロジェクトが止まる」
- A. 「ソフトのサブスクリプション費用やハイスペックPCへの投資が、中小事務所には重い負担となっている。補助金の充実が切実」
- A. 「初期段階で詳細を作り込みすぎて(LOD管理の失敗)、変更時の修正が膨大になり2Dより時間がかかってしまった」
①導入編(目的・組織体制)
Q. 導入のきっかけや目的は?
A. 「『業界の標準になる』『使えないと生き残れない』という危機感を共有し、経営戦略としてトップダウンで導入を宣言した」
【回答1】
建築設計を取り巻く環境は、複雑化・高度化が進み、従来の図面中心の業務だけでは十分に対応できない局面が増えています。特に、設計から施工、維持管理に至るまでの一貫した情報活用が求められる中で、BIMの活用は不可欠な課題となっています。
社内にとどまらず、施工者・発注者・行政機関など外部との連携を強化し、よりオープンで持続可能な設計体制を築くことが課題になります。
【回答2】
従来の2DCADと違い、平面/立面/断面が同時に作成でき、更に展開図、建具表、仕上表も不整合なく作成できるツールがBIMである。ただし、それを実現させるためには知識や情報が必要となるため、スキルアップを怠ってはならぬ!!BIMの「I」の重要性と活用法を知ることで業務の効率化が図れることを理解するように!
BIMはモデルからパースや動画で設計を表現することが容易であるため、相互理解を深め、確認事項の早期解決に役立ち、顧客満足度を高められる画期的なツールであるが、それを実現させるためには社内ルールの徹底や社内全体でのスキル向上が必要になる。
【回答3】
今後、官庁案件で必要になる。
【回答4】
世界の潮流が3D設計に変わっている状況を踏まえて、日本でも段階的に広がっていくことを想定しての導入を行いました。また、全社でDX推進を行っている為、その1つとしてBIM対応を推進してきました。
【回答5】
今後の建築設計業界の動向への対応。
【回答6】
施工後の保守用として、顧客は外部委託で作り直している為、現時点では構造設計単体として作成しているので、メリットがない。顧客要望が、今後、増加する事が考えられ、営業機会の損失を伴う為、行う必要がある。
【回答7】
BIM導入は、品質のばらつきをなくし、業務を効率化し、競争力を高めるための会社の必須戦略です。図面作成の自動化、手戻り削減、説明力向上、そして国際競争力の強化につながります。社員のスキルアップ、働きやすさの向上にも大きく貢献します。
【回答8】
設計の向上、コミュニケーションツールとしての位置づけ。時代の必要性、効率化を図りたい。
【回答9】
今後のBIM確認申請に対応出来るように習得する。
【回答10】
・時代に適応する設計環境の整備。
・具体的なメリット(必要性)は、やってみないとわからない。
【回答11】
BIMが今後の業界の世界標準になることを宣言し、利用できないことは現代のCADが使えないのと同義になることを共有している。
【回答12】
これからの建築設計業務にとって必須のものだという認識のもとに、計画の初動期にはGLOOBEの使用を推奨している。
A. 「手戻りのない設計(フロントローディング)の実現と、図面間の不整合をなくし設計品質を向上させることを目的とした」
【回答1】
3Dモデルを作成することで2Dでは分かりにくい部分を視覚化できること。プレゼン・説明資料として活かせること。図面化作業の効率化。積算業務の効率化。意匠、構造、設備でデータを一元化できれば整合性の向上。日照や風の影響の検討。将来的な維持管理のデータをとして活用など。
【回答2】
基本設計から実施設計まで一貫して一つのモデルで行い、図面間の不整合やイメージ共有の簡略化をし省力化を図る。
【回答3】
従来の2DCADと違い、平面/立面/断面が同時に作成でき、更に展開図、建具表、仕上表も不整合なく作成できるツールがBIMである。ただし、それを実現させるためには知識や情報が必要となるため、スキルアップを怠ってはならぬ!!BIMの「I」の重要性と活用法を知ることで業務の効率化が図れることを理解するように!
BIMはモデルからパースや動画で設計を表現することが容易であるため、相互理解を深め、確認事項の早期解決に役立ち、顧客満足度を高められる画期的なツールであるが、それを実現させるためには社内ルールの徹底や社内全体でのスキル向上が必要になる。
【回答4】
・意匠・構造・設備連携による業務合理化、効率化と設計品質、付加価値の向上。
・データの一元化による設計精度の確保、不整合の排除。
・BIMデータの多様な活用による新規サービスの開発(DX化)。
【回答5】
BIMを活用した設計の可視化、干渉チェック、情報共有の効率化による「ミスの削減」「設計品質の向上」「フロントローディングの実現」を目的としている。
2D加筆を極限まで減らし、LOD300以上のモデルで情報を一元化することで、設計・監理の両面で生産性向上につながっている。
【回答6】
目的:プランニングのフロントローディング、整合性チェック・干渉チェックなどの合理化、改修工事での展開図作成と修正の優位性。
【回答7】
設計図書の不整合を削減し、設計品質を上げる。
【回答8】
BIM導入は、品質のばらつきをなくし、業務を効率化し、競争力を高めるための会社の必須戦略です。図面作成の自動化、手戻り削減、説明力向上、そして国際競争力の強化につながります。社員のスキルアップ、働きやすさの向上にも大きく貢献します。
【回答9】
設計の向上、コミュニケーションツールとしての位置づけ。時代の必要性、効率化を図りたい。
【回答10】
業務効率化及び設計初期段階でのプレゼンテーションの優位性について共有している。
【回答11】
「新しい創造の力を!」というスローガンを掲げ、設計者が自らBIMを使うことで、設計業務の効率化や建築の価値向上となる検証等を行っていくことを明文化した。
【回答12】
・先方への説明の容易性
・設計者の業務の時間短縮
・設計者の質の向上
・設計精度の向上
【回答13】
業務の効率化。
A. 「『新しい創造の力を』をスローガンに、設計者が自らBIMを使うことで建築の価値向上を目指している」
【回答1】
「新しい創造の力を!」というスローガンを掲げ、設計者が自らBIMを使うことで、設計業務の効率化や建築の価値向上となる検証等を行っていくことを明文化した。
Q. どのような組織体制で推進していますか?
A. 「BIM推進室やDXデザイン室を設置し、設計者と同格の立場でデータマネジメントやプロジェクト支援を行っている」
【回答1】
BIMマネージャーとBIMコーディネーターを選任している。
【回答2】
過去に数年間「BIM推進」の部署がありましたが、全部署がBIMを実践する意味合いから現在は廃止されています。
BIMのみを目的としてませんが「ICT」に関する部署を設置しており、BIMやBIM/CIMに関する啓蒙を実施しています。
【回答3】
BIM推進室の設立、BIMマネージャーの育成を社内で奨励し、BIMに関する社内勉強会などを行った。また県内BIMユーザー向けに「BIM寺子屋」事業を展開し、ライセンスは持っているが使いこなせていない企業を対象として、有償でその企業に合ったBIMのノウハウを指導している。
【回答4】
BIM推進室(現D×デザイン室)の設立
・ユーザーの育成、実践を通じたスキルアップ、技術情報収集共有、環境整備の検証
・定例会議(毎週)開催によるモデルプロジェクトの進捗、状況把握、技術アドバイス他
・ユーザーのスキル評価基準の設定とスキルアップの推進
・環境整備の推進
※現状はD×デザイン室員に関わらず、一般設計チームでBIMを普通に実践している状況
【回答5】
部内にBIM推進部署を設置し、テンプレート、ファミリの整備、各案件のサポートを行っている。
【回答6】
BIM推進の部署を設けている。社員がBIMマネージャー兼コーディネーター/派遣社員がBIMモデラー。
【回答7】
当初はBIM推進室を設置。メンバーは意匠・構造・設備設計者より徴収。設計業務と兼務の状態。意匠メンバーを中心に社内テンプレート作成、ファミリーの充実を図る。1日講習会を全社員に対し行った。その後は、利用者がスムーズに使用出来るように設定や使い方を推進室にてサポート。また、BIMモデルであれば様々なパースが作れるなど、興味を持つようなツールも加えて導入しBIM使用を促すことで意匠設計者にまずは浸透させた。
【回答8】
体制を見直し、設計推進本部内にDX室を設けた。BIMマネージャーやコーディネーターを配置し、プロジェクトへのBIM導入時や設計進行中のサポートを行っている。
【回答9】
社内で独自の「BIMマネージャー」、「BIMサブマネージャー」を置きその者を中心にBIMの社内勉強会やセミナーを受け社内展開するよう心掛けた。新入社員に対しては半年間の研修期間としてトレーニングを行った。
【回答10】 BIMマネージャーを選任し、BIMの情報を集めることで社内の温度差を無くす様にしている。
A. 「BIM専業のチームとして新法人を設立、あるいは社内ベンチャーのように専門部隊を切り出して運用している」
【回答1】
BIMを浸透させるために少数ではあるが内容を理解するためのチームを組織した。自社で利活用の多いファミリを作成していた。
【回答2】
今後4人程度専門のチームを組む予定です。納まりがわかるひとをリーダーとして組織する予定。
【回答3】
Revit、GLOOBEそれぞれ2名のチームで稼働しています。
【回答4】
弊社は、昨年に廃業した老舗設計事務所においてBIM実務を担っていたメンバーのみで新法人を設立した、いわゆる「BIM専業チーム」で構成されています。
旧事務所では、現代表が5年前に入社したタイミングでCAD中心の体制を抜本的に見直し、組織上層部を“BIM上層部”へ再編しました。以降、採用人材を原則BIMプレイヤーに限定したことで、事務所全体の 100%BIM化 を実現しています。
現在の弊社でも、代表を中心とした少数精鋭の BIM推進・標準化チーム(実質2名) を構築し、
・テンプレート整備
・レイヤー/プロパティ体系の統一
・BIMcloudを活用した共同作業環境
を自社内で整備して、業務全体をBIM前提のワークフローに統一しています。また、自社のBIM活用にとどまらず、 BIM導入に苦戦している企業様へのBIM支援業務 も積極的に行っています。実プロジェクトに当社が下請として参画し、クライアント担当者と合同で作業を行うことで、「BIM実務フロー」を現場で体験しながら習得していただく方式を採用しています。
さらに、設計業界全体として高齢化が進む中、従来の設計図書レイアウトを好み、BIM導入に抵抗感を持つ設計者も少なくありません。
そのため弊社では、従来からの作図文化を尊重しつつ、BIM担当者がスムーズに移行できるよう 各社の図面文化に合わせたカスタムBIMテンプレートの作成 にも積極的に取り組んでいます。これにより、BIM導入時の心理的/実務的ハードルを下げ、円滑な移行を支援しています。
【回答5】
BIM推進の専門部隊を構築。設計者と同格でプロジェクトのデータ側のマネジメントを行う。BIMオペ・CADオペについては全社統一管理とし、設計チームに帰属させず効率的な運用を図る。
A. 「1人事務所や小規模事務所のため、代表者自身の決断で柔軟に全案件へ導入している」
【回答1】
具体的な組織はなし。代表がレイヤ、テンプレートや運営を統括するマネージャーの立場。その他の所員がモデル作成を担当することで、勝手なレイヤやテンプレート追加をしないことで事務所内のルールが統一される体制を整えた。
【回答2】
弊社は、昨年に廃業した老舗設計事務所においてBIM実務を担っていたメンバーのみで新法人を設立した、いわゆる「BIM専業チーム」で構成されています。
旧事務所では、現代表が5年前に入社したタイミングでCAD中心の体制を抜本的に見直し、組織上層部を“BIM上層部”へ再編しました。以降、採用人材を原則BIMプレイヤーに限定したことで、事務所全体の 100%BIM化 を実現しています。
現在の弊社でも、代表を中心とした少数精鋭の BIM推進・標準化チーム(実質2名) を構築し、
・テンプレート整備
・レイヤー/プロパティ体系の統一
・BIMcloudを活用した共同作業環境
を自社内で整備して、業務全体をBIM前提のワークフローに統一しています。また、自社のBIM活用にとどまらず、 BIM導入に苦戦している企業様へのBIM支援業務 も積極的に行っています。実プロジェクトに当社が下請として参画し、クライアント担当者と合同で作業を行うことで、「BIM実務フロー」を現場で体験しながら習得していただく方式を採用しています。
さらに、設計業界全体として高齢化が進む中、従来の設計図書レイアウトを好み、BIM導入に抵抗感を持つ設計者も少なくありません。
そのため弊社では、従来からの作図文化を尊重しつつ、BIM担当者がスムーズに移行できるよう 各社の図面文化に合わせたカスタムBIMテンプレートの作成 にも積極的に取り組んでいます。これにより、BIM導入時の心理的/実務的ハードルを下げ、円滑な移行を支援しています。
【回答3】
一人が使い始め、そこから順々に教えていき使用できる人数を増やしてきた。近年はEラーニングで社内教育をしている。
【回答4】
当初、兼業で3名のチームを作り、情報収集・外部研修を行った。その後、実施設計をベンダーのサポートを付けて行う事で、業務ができるレベルまで引き上げた。だいたい一人でできる様になったのでば、横展開で2次元CAD使用者に広げている。
【回答5】
小規模事務所の為、新たな組織を構築してはいないが、経営者が推進役となり活用を進めている。
【回答6】
特に弊社のような零細企業は組織はなく私が使えるように試しただけです。
【回答7】
1人事務所ですので、自身の決定次第です
【回答8】
・BIM導入当時はベテランスタッフ2名の状態。2名で試行錯誤しながら、実施設計まで行えるように
なった。
・その後、若手スタッフの採用を2名とし、同様に2名体制でBIMの基本操作をマスター。
・ベテランが若手に建築を教えながら、BIMを実務で活用していく。
・実務経験の無い(浅い)若手が一人でBIM化を背負うことはストレスになると思う。
・スタッフの退職でBIM体制が崩れないように、チームを構成していくことが重要だと思う。
【回答9】
自分一人なので何もしていません。使いたいと思う機能は、その使いたいタイミングで勉強し、メーカーサポートを活用しています。
②教育編(人材育成・マインドセット)
Q. 社内浸透やスキルアップの工夫は?
A. 「ベテラン(建築知識・納まりに詳しいが操作は苦手)と若手(操作は早いが知識不足)をペアにし、互いに教え合う体制が最も効果的だった」
【回答1】
今後4人程度専門のチームを組む予定です。納まりがわかるひとをリーダーとして組織する予定。
【回答2】
・BIM導入当時はベテランスタッフ2名の状態。2名で試行錯誤しながら、実施設計まで行えるようになった
・その後、若手スタッフの採用を2名とし、同様に2名体制でBIMの基本操作をマスター
・ベテランが若手に建築を教えながら、BIMを実務で活用していく
・実務経験の無い(浅い)若手が一人でBIM化を背負うことはストレスになると思う
・スタッフの退職でBIM体制が崩れないように、チームを構成していくことが重要だと思う。
【回答3】
他社の設計者は基本的にはBIMは操作しないので設計内容のみの連携となることが多い。役割としてはBIMについては弊社がモデル作成・BIM作図、2D詳細図等は弊社と他社で分担する形が多い。
社内の場合、BIMを使わないベテラン陣が2D作成・検討、若手がBIM作業を行っている。
A. 「全員に強制すると反発や挫折があるため、まずは『BIMが得意な数名』や『若手チーム』から始め、徐々に横展開している」
【回答1】
BIMを浸透させるために少数ではあるが内容を理解するためのチームを組織した。自社で利活用の多いファミリを作成していた。
【回答2】
弊社は、昨年に廃業した老舗設計事務所においてBIM実務を担っていたメンバーのみで新法人を設立した、いわゆる「BIM専業チーム」で構成されています。
旧事務所では、現代表が5年前に入社したタイミングでCAD中心の体制を抜本的に見直し、組織上層部を“BIM上層部”へ再編しました。以降、採用人材を原則BIMプレイヤーに限定したことで、事務所全体の 100%BIM化 を実現しています。
現在の弊社でも、代表を中心とした少数精鋭の BIM推進・標準化チーム(実質2名) を構築し、
・テンプレート整備
・レイヤー/プロパティ体系の統一
・BIMcloudを活用した共同作業環境
を自社内で整備して、業務全体をBIM前提のワークフローに統一しています。また、自社のBIM活用にとどまらず、 BIM導入に苦戦している企業様へのBIM支援業務 も積極的に行っています。実プロジェクトに当社が下請として参画し、クライアント担当者と合同で作業を行うことで、「BIM実務フロー」を現場で体験しながら習得していただく方式を採用しています。
さらに、設計業界全体として高齢化が進む中、従来の設計図書レイアウトを好み、BIM導入に抵抗感を持つ設計者も少なくありません。
そのため弊社では、従来からの作図文化を尊重しつつ、BIM担当者がスムーズに移行できるよう 各社の図面文化に合わせたカスタムBIMテンプレートの作成 にも積極的に取り組んでいます。これにより、BIM導入時の心理的/実務的ハードルを下げ、円滑な移行を支援しています。
【回答3】
一人が使い始め、そこから順々に教えていき使用できる人数を増やしてきた。近年はEラーニングで社内教育をしている。
【回答4】
当初、兼業で3名のチームを作り、情報収集・外部研修を行った。その後、実施設計をベンダーのサポートを付けて行う事で、業務ができるレベルまで引き上げた。だいたい一人でできる様になったのでば、横展開で2次元CAD使用者に広げている。
A. 「『キックオフ会議』や『BIM統合調整会議』を定例化し、実務を通じたノウハウ共有を行っている」
【回答1】
・BIM専任者を配置し、BIMでの業務基盤を断続して作成。また、業務環境整備も積極的に行い、BIM設計(意匠)への移行を目指している。※実状は、5割以上が2DCAD設計業務のため、兼任状態。
・専任者の他に、BIMに理解のある社員をBIM推進サポートメンバーとしている。
・BIM専任者が、社内向けに報告会や勉強会を随時開催している。
【回答2】
BIM推進室の設立、BIMマネージャーの育成を社内で奨励し、BIMに関する社内勉強会などを行った。また県内BIMユーザー向けに「BIM寺子屋」事業を展開し、ライセンスは持っているが使いこなせていない企業を対象として、有償でその企業に合ったBIMのノウハウを指導している。
【回答3】
BIM推進室(現D×デザイン室)の設立
・ユーザーの育成、実践を通じたスキルアップ、技術情報収集共有、環境整備の検証
・定例会議(毎週)開催によるモデルプロジェクトの進捗、状況把握、技術アドバイス他
・ユーザーのスキル評価基準の設定とスキルアップの推進
・環境整備の推進
※現状はD×デザイン室員に関わらず、一般設計チームでBIMを普通に実践している状況
【回答4】
社内で独自の「BIMマネージャー」、「BIMサブマネージャー」を置きその者を中心にBIMの社内勉強会やセミナーを受け社内展開するよう心掛けた。新入社員に対しては半年間の研修期間としてトレーニングを行った。
Q. BIMを使えない・苦手な所員への対応は?
A. 「無理にモデリングをさせず、『ビューワーでモデルを確認・チェックする』ことから始めてもらい、アレルギーをなくす」
【回答1】
使わない所員は部分詳細図作成、協力事務所の連携方法はAUTODESK VIEWERで3Dビューを図面はPDFを添付して送信している
【回答2】
BIMを扱わない所員でも、モデルをビューワー(DOCS等)で確認し、チェックできる体制を整えている。
【回答3】
入力はできなくてもViewerなどで確認やコメントができることが最低限。
【回答4】
設計図全てをBIMから書き出すことはないので、2D図と振り分けを行い役割分担を決めている。オンライン無料ビューワーにて3Dモデルを確認することができるので通常はそちらを参照して各々作業を進めている。
【回答5】
BIMソフトウェアを開いて閲覧や印刷できる、BIMビューワーで確認や指摘をできる、等。
A. 「BIM操作ができないベテランには、詳細図や矩計図などの2D作図や、建築的な納まりに専念してもらい役割分担している」
【回答1】
他社の設計者は基本的にはBIMは操作しないので設計内容のみの連携となることが多い。役割としてはBIMについては弊社がモデル作成・BIM作図、2D詳細図等は弊社と他社で分担する形が多い。
社内の場合、BIMを使わないベテラン陣が2D作成・検討、若手がBIM作業を行っている。
③技術・ツール編(環境整備・ソフト)
Q. ソフト環境やテンプレートの整備状況は?
A. 「標準テンプレートやファミリ(ライブラリ)の整備が最重要。個人の勝手な設定を防ぐため、レイヤや命名規則を統一している」
【回答1】
デジタルデザインGを構築し、BIMの最終的な仕上げ、ライブラリの構築などを行っている。
【回答2】
BIMを浸透させるために少数ではあるが内容を理解するためのチームを組織した。自社で利活用の多いファミリを作成していた。
【回答3】
具体的な組織はなし。代表がレイヤ、テンプレートや運営を統括するマネージャーの立場。その他の所員がモデル作成を担当することで、勝手なレイヤやテンプレート追加をしないことで事務所内のルールが統一される体制を整えた。
【回答4】
弊社は、昨年に廃業した老舗設計事務所においてBIM実務を担っていたメンバーのみで新法人を設立した、いわゆる「BIM専業チーム」で構成されています。
旧事務所では、現代表が5年前に入社したタイミングでCAD中心の体制を抜本的に見直し、組織上層部を“BIM上層部”へ再編しました。以降、採用人材を原則BIMプレイヤーに限定したことで、事務所全体の 100%BIM化 を実現しています。
現在の弊社でも、代表を中心とした少数精鋭の BIM推進・標準化チーム(実質2名) を構築し、
・テンプレート整備
・レイヤー/プロパティ体系の統一
・BIMcloudを活用した共同作業環境
を自社内で整備して、業務全体をBIM前提のワークフローに統一しています。
また、自社のBIM活用にとどまらず、 BIM導入に苦戦している企業様へのBIM支援業務 も積極的に行っています。実プロジェクトに当社が下請として参画し、クライアント担当者と合同で作業を行うことで、「BIM実務フロー」を現場で体験しながら習得していただく方式を採用しています。
さらに、設計業界全体として高齢化が進む中、従来の設計図書レイアウトを好み、BIM導入に抵抗感を持つ設計者も少なくありません。
そのため弊社では、従来からの作図文化を尊重しつつ、BIM担当者がスムーズに移行できるよう 各社の図面文化に合わせたカスタムBIMテンプレートの作成 にも積極的に取り組んでいます。これにより、BIM導入時の心理的/実務的ハードルを下げ、円滑な移行を支援しています。
【回答5】
部内にBIM推進部署を設置し、テンプレート、ファミリの整備、各案件のサポートを行っている。
【回答6】
当初はBIM推進室を設置。メンバーは意匠・構造・設備設計者より徴収。設計業務と兼務の状態。意匠メンバーを中心に社内テンプレート作成、ファミリーの充実を図る。1日講習会を全社員に対し行った。その後は、利用者がスムーズに使用出来るように設定や使い方を推進室にてサポート。また、BIMモデルであれば様々なパースが作れるなど、興味を持つようなツールも加えて導入しBIM使用を促すことで意匠設計者にまずは浸透させた。
【回答7】
図面内容や業務フローを標準化しました。
【回答8】
・複数人作業の際にレベル線や通り芯などがずれると全部変わる為、ロックをかける。
・ファミリを勝手に作らない。積算などその他拡張を考えた時にルールがないと拾いにくい。半角、全角の使い分けなど。
【回答9】
社内ルール(マニュアル含む)を決めないまま、業務を1年以上こなしてしまうこと→今更変えれないくらい各設計者の習慣が固定化してしまい、なかなか是正できなくなる。
【回答10】
社内のルールを遵守、特に命名規則やファミリの許可なしの改変。
【回答11】
最初にテンプレートの作成をするとよい。ソフトは1つに絞って導入するとよい。PCは可能な限り性能のいいものを使用するとよい。
A. 「一部の先進的な事務所では、CDE(共通データ環境:BIM 360/ACC等)を導入し、常に最新のデータをクラウド上で共有・統合管理している」
【回答1】
他社との協業などでCDE(ACC)を活用しています。施主や発注者との合意形成にはTwinmotionクラウドなどのクラウドサービスも併せて活用しています。
【回答2】
活用している。(ACC)協業BIM支援事務所、施工者、クライアントとデータを共有している。
【回答3】
主にBIMcloudを使用し、外部事務所と共同モデル運用。協力事務所には BIMx で図面チェックを依頼している。
【回答4】
BIM360を活用しています。
【回答5】
ACC、BOX。
【回答6】
BIM 360を使っている、サブスクでコストがかかるのが難点。
【回答7】
ACC
①図面・モデルの最新版管理
②意匠・構造・設備のモデル統合
③コメント・承認フローの統一
④協力事務所とのデータ共有
【回答8】
BIM360。
【回答9】
社内のみの場合は利用していない。社外と連携する際には利用している。Revitモデルは複数名にて同一ファイルの同時作業が可能であるので逆に使う必要性が生じる。一方で、社内にはデーターが存在しないので、バックアップなど定期的に社内用に行わないと社内に保管出来ていない状況になる。コスト面が非常に課題
【回答10】
ACC(BIM360)を用いて、共同作業のクラウドサーバーや、デザインレビュー等での指摘に利用している。
【回答11】
BIM360を使用しモデルの保管、設計資料の共有場所として活用している。
A. 「国内メーカーのBIMオブジェクト(ファミリ)が不足しており、自社作成の負担が大きいのが課題」
【回答1】
導入コストが高い。BIMを活用する人としない人とのモチベーションの差が著しい(特にベテラン世代、自治体の職員)。添景などで日本に適したものが少なく、ファミリもある程度共有化したデータベースがほしい。
【回答2】
①BIMの普及率の低さ
• 設計事務所間での導入状況に差があり、共同設計や協働プロジェクトにおいて情報共有が円滑に進まない。
• ゼネコンや協力会社との連携においても、BIM環境の整備度合いが異なるため、データ交換やワークフローの統一が難しい。
②データ共有の課題
• BIMデータをクラウド上で共有する仕組みは存在するものの、標準化や運用ルールが十分に整備されていない。
• プロジェクトごとに異なる管理方法が採用されるため、情報の一貫性や信頼性が損なわれやすい。
③BIMデータ Groove における課題
• カタログ部品の更新不足:最新の製品情報や仕様が反映されていないため、設計精度や実務効率に影響。
• Revitファミリデータの不足:必要な部品データが揃わず、設計者が独自に作成・修正する負担が大きい。
【回答3】
BIMソフトの維持コスト(バージョンアップに伴うオブジェクトやテンプレート、マニュアル等の更新も含む)。BIMデータが標準化されていないので、他社との連携が困難。
【回答4】
各メーカーのBIMオブジェクトの充実
Q. 社外や非ユーザーとのデータ共有ツールは?
A. 「BIMソフトを持たない協力会社や施主向けに、無料のビューワー(BIMx、Autodesk Viewerなど)を活用して情報を共有している」
【回答1】
使わない所員は部分詳細図作成、協力事務所の連携方法はAUTODESK VIEWERで3Dビューを図面はPDFを添付して送信している。
【回答2】
・BIMxモデルでのレビュー
・PDF提供(BIMcloud)
・数量と図面のみCAD者へ分配
・非BIM者の作図を減らし情報集中
【回答3】
図面のやり取りはPDFや紙ベースだが、ビューアーソフトを配布することで全体像のイメージ共有は早くなると思う。
【回答4】
・BIMを使えないスタッフはいません。
・協力事務所にはモデルのビューワ(無料)を活用して頂くように促しているが、あまり活用されていない。
【回答5】
クラウドを使ってのデータ共有をしています。BIMを使わない方へは、無料のビューワーを使って見てもらうなどとしています。
【回答6】
ゼネコン現場監督のiPadを利用して、ビューワー(Autodessk)によるデータの共有。
A. 「iPadなどのタブレットを現場や打ち合わせに持ち込み、その場でモデルを見せることで理解を促している」
【回答1】
ゼネコン現場監督のiPadを利用して、ビューワー(Autodessk)によるデータの共有。
④運用編(フロー・図面区分)
Q. 2D CADとBIMの使い分け(図面区分)は?
A. 「すべてをBIMで描こうとせず、『一般図・建具表・仕上表はBIM』『詳細図・矩計図は2D CAD』などと明確に使い分けている」
【回答1】
仕上表をExcelで行っている(同種用途のデータを利用)。
【回答2】
建具・家具の詳細図は2Dで行っている。
【回答3】
基本設計であればBIMモデルで完結できる。矩計図やメーカーからの部分詳細図は2次元CADで作成したものを活用した方が早いので実施設計で詳細図関係が必要な際には2次元CAD図を使う場合がある。
【回答4】
BIM:一般図(配置・各階平面・立面・断面)、各種範囲図。
【回答5】
2D:雑詳細図、テキストだけの図面(特記仕様書や仕上げ表、ただし部分的なテキストリンクは活用)
【回答6】
一般図系、面積表、建具表、仕上表等 BIMで作成。立面図、断面図、詳細図、矩形図、展開図などはCADによる場合が多い。
【回答7】
意匠図については担当者がBIMを使えるのならば基本的にすべてBIM(ただし、BIM内での3D部分と2D部分をどこで分けるかは担当者によって若干の違いがこれまではあったが、BIMから数量を拾い始めているので、それと連動して社内でルールを整備し始めている)
【回答8】
BIM:一般図(平・立・断面)/CAD:上記以外。
【回答9】
仕上表、詳細図関係、系統図は2D。
【回答10】
内部外部仕上げ表や概要・特記は2Dの場合が多い。社内においてルール化はしていない。各PJにておいて判断している。一般図はBIMが殆どである。
【回答11】
一般図はBIMによって作図。ただしプロジェクトの内容やチームのスキルによっては断面図は非推奨(2DCADベース)。
【回答12】
基本設計以降はBIMモデルに統一していますが、詳細図関係は2D設計を併用しています。
【回答13】
仕上げ表、矩計図、部分詳細図。
【回答14】
仕様書、部分詳細図の一部などを2次元CADで作成。
(基本的に図面としてはBIMモデルまたはBIMソフトで作成し、2次元CADで作成した図面もモデルデータにリンク)
【回答15】
BIM案件の場合は、詳細図を2次元CADで作成し、他はBIMモデルから作成する。
【回答16】
BIM:配置図・仕上表・一般図・平面詳細図・断面詳細図・展開図・建具表・外構図。
CAD:部分詳細図・サイン図・各種メーカー関連図面。
【回答17】
外構図、各詳細図、仕上表。
【回答18】
プロジェクトによりますが、平面図、断面図、詳細図が基本です。
【回答19】
一般図、建具表、仕上表は基本BIM。平面詳細、矩計などはケースバイケース(BIM or 2D)。部分詳細図は2D。
【回答20】
納まり詳細図については2D、他はBIM活用している。
A. 「基本設計まではBIMで進め、実施設計の細部検討から2D CADを併用するハイブリッド運用を行っている」
【回答1】
基本設計であればBIMモデルで完結できる。矩計図やメーカーからの部分詳細図は2次元CADで作成したものを活用した方が早いので実施設計で詳細図関係が必要な際には2次元CAD図を使う場合がある。
【回答2】
基本設計段階での施主の理解度が良くなる。
【回答3】
基本設計では原則BIMを使います。
【回答4】
企画・基本設計までがBIM作成100%。
【回答5】
実施設計では納品まで使用したことがないのでありません。
【回答6】
基本設計と変わらない。一般図系、面積表、建具表、仕上表、範囲図系等 BIMで作成。立面図、断面図、詳細図、矩形図、展開図などはCADによる場合が多い。
Q. 構造・設備設計との連携方法は?
A. 「意匠・構造・設備ですべてBIM連携を行いたいが、協力会社の対応状況やソフトの違いにより、現状は2D図面やPDFでのやり取りが中心」
【回答1】
なかなか三位一体のデータにすることがなく、それぞれ実施設計図完了レベルまで整理したモデルを作成できる設計者が少ないし時間と体制が整っていない。
【回答2】
未だに、構造・設備とのBIM連携を行ったことはない。理由としては、構造・設備BIMを利用している協力会社がいない。
【回答3】
まだ構造、設備との連携ができていないが、構造設計とは構造計算ソフトからSTBファイルに書き出してもらい意匠で読み込みメンバーを確認して入力している。
【回答4】
構造は使っているソフトの問題により3次元に移行しづらく、現状構造との連携までは考えていない。
【回答5】
構造、設備はBIMまで進めていないため具体的な連携は無い。ただ、構造から試しにデータをもらった雰囲気だと部材としてうまく認識しない部分などソフトごとのデータ受け渡しに癖があった。
【回答6】
構造、設備にBIMが浸透していないので連携したことがない。
【回答7】
設備設計は難しい。外注先とはできません。(高齢化、人材不足)
【回答8】
社外とのBIM連携に大きな課題を感じている。設備設計等外注している分野において、外注先がBIM対応していない場合は、2次元データに変換してデータを渡している。
【回答9】
地元では自社以外でBIMを導入している業者が極端に少ないため、構造や設備に対しては旧来通りPDFや紙で図面を出力して共有している点。
【回答10】
企画などでの活用では、設備機器についての入力を行いたいが、地域的にサブコンが対応できていないのが現状。対応していても両社不慣れなためデータのやり取りや共有が思うように進まない。
【回答11】
構造・設備にて入力したモデルの影響で意匠の設計図としては不要な情報が表示されたりすることが発生してしまう。最初から対策を講じるのは難しいと判断し、判明した時点で協議調整している
【回答12】
取引のある設備事務所と連携を行っているが、フロア設定が上手く連携できていない。構造事務所については2Dでのやり取りとなっている。
【回答13】
住宅系の場合は、まだ構造・設備にはJWが多いためDXFにてデータ共有しますが、データ量が多すぎると先方が受け取れないことが多く、外部連携はできていないです。
【回答14】
設備設計事務所や構造事務所との連携はBIM未対応のためできていない。構造や設備はこちらで入力するが、設備の入力は大きなダクトやスリーブの入力などにとどまっている
A. 「IFC変換で連携しているが、文字化けや属性欠落があるため、完全統合は目指さず『干渉チェック』や『重ね合わせ確認』での利用に留めている」
【回答1】
構造のBIM入力は意匠側で担当しているのが現状。今後は構造の入力もBIMで作図させることを目標としている。
設備はBIMを50%程度利用にとどまっているが、今後は多くしていくつもり。
連携はIFCを利用しているが、まだまだ課題も多い。
A. 「2D図面を正としてBIMに入力する『ワンウェイ(一方通行)』の連携にして、整合性の混乱を防いでいる」
【回答1】
・BIMを使う人と使わない人で「作業を分ける」。
・2D図を参照図としてBIM側へ渡す。2D → BIM への「ワンウェイ連携」方式が最も失敗が少ない。
・BIM非対応者にBIMを強制しない。ただし、「BIM側に反映しやすくするルール」だけ共通化する。
・BIM側が統合役として最終整合を担保する。
⑤ナレッジ編(効果・課題・失敗談)
Q. 導入して良かったこと(効果)は?
A. 「施主へのプレゼンで『空間の広さ』や『日当たり』を視覚的に説明できるため、合意形成が早く、竣工後の『イメージ違い』のクレームが激減した」
【回答1】
変更対応の速さとイメージ共有の用意さ。図面チェックなくとも図面間での不整合はない点。
【回答2】
設計時の納まり検討時間が格段に速くなった。
施主への説明に3Dモデルを使うと、分かりやすいと喜ばれることがある。
作図スピードは、2D作図の3倍から10倍くらい早くなった。
【回答3】
3D画面で説明することにより、建築の知識が少ない人に対しても理解してもらいやすく、相互理解や確認事項がスムーズに進む。BIMを使っている会社ということで毎年のように新入社員を獲得出来ている。
【回答4】
2Dの図面では説明しにくい部分も、フリーのビューワーにて客先にも提供可能になったので、打ち合わせ時以外でも建築に素人な客先の方々が3Dにて外部・内部も自由に見て、イメージを共有することが可能になった。
【回答5】
お客様にイメージが伝わりやすくなった。
【回答6】
住まい手の図面への理解度が格段にアップしました。また現場でも詳細図と3Dを併記することで、納まりやイメージを伝えやすくなりました。
【回答7】
プレゼンテーションの訴求能力が高まった。施主の理解も深まるのでイメージ違いのクレームが減った。
【回答8】
クライアントが理解しやすい。変更に対応しやすい。ミスが見つけやすい。
A. 「採用活動において『BIMを使っている』ことが学生への強いアピールになり、優秀な若手の獲得につながっている(副次的効果)」
【回答1】
採用活動に効果があると感じています。
【回答2】
3D画面で説明することにより、建築の知識が少ない人に対しても理解してもらいやすく、相互理解や確認事項がスムーズに進む。BIMを使っている会社ということで毎年のように新入社員を獲得出来ている。
【回答3】
設計品質が向上(まずは3次元で考えるため)。
CDEによる情報共有で連絡ミスなどが減少。
採用などについてはBIM等の情報処理を志望する学生も増えてきている。
【回答4】
機械系技術者の採用につながった。
【回答5】
採用において興味を持ってくれる。
A. 「単純な図面修正(壁移動など)の際、平・立・断が連動して修正されるため、ミスが減り工数が削減された」
【回答1】
変更対応の速さとイメージ共有の用意さ。図面チェックなくとも図面間での不整合はない点。
【回答2】
設計品質の向上。
【回答3】
設計品質が向上(まずは3次元で考えるため)。CDEによる情報共有で連絡ミスなどが減少。採用などについてはBIM等の情報処理を志望する学生も増えてきている。
【回答4】
クライアントが理解しやすい。変更に対応しやすい。ミスが見つけやすい。
Q. 失敗談や今後の課題は?
A. 「最大の失敗要因は『特定の一人に任せきりにすること』。その人が辞めたりボトルネックになるとプロジェクトが止まる」
【回答1】
・図面化に従来の2D図面の精度を求めない。
・単独でBIM業務を行わない。(例:設計者+BIM担当者)
【回答2】
一人で導入を考えると時間的に厳しい。
【回答3】
社内の一人に任せきりにする。
【回答4】
BIM導入での失敗として、以下の点を痛感しています。
①若手担当者に任せきりにすること。社内での理解が進まず、BIMが“若手の作業”になってしまい導入が失敗します。
②1人に負荷を集中させること。BIM導入は業務フロー全体の改革を伴うため、複数人の体制で進めないと継続が困難 になります。
この2点を避けることが、BIM定着において最も重要だと感じています。
【回答5】
若手に任せきりはだめ。
A. 「ソフトのサブスクリプション費用やハイスペックPCへの投資が、中小事務所には重い負担となっている。補助金の充実が切実」
【回答1】
導入コストが高い。BIMを活用する人としない人とのモチベーションの差が著しい(特にベテラン世代、自治体の職員)。添景などで日本に適したものが少なく、ファミリもある程度共有化したデータベースがほしい。
【回答2】
・図面化時の作業効率。
・取り合いの表現。
・ソフトランニングコストの高騰。
・社内でのBIMに理解度の差。
【回答3】
BIM習得には技術者の主体的な向上心が不可欠である。しかし、その必要性を訴えることは容易ではない。理由としては、第一にBIM技術の習得が困難であること、第二に現状において2D CADでも業務遂行が可能であることが挙げられる。
BIMモデルによる確認審査(行政、民間)を行っても利点がない。
GLOOBEは国内産だから法規に対応できるが、revitやarchcadに法規制に準拠したデータ変換ができるよう日本から要請できないのでは?(国内の有志や行政で対応するのか?)
BIM導入コストが大きい。(費用回収に3年以上かかるのでは?)
【回答4】
作業効率が上がらない、ソフトの価格が高い。
【回答5】
BIMソフトの維持コスト(バージョンアップに伴うオブジェクトやテンプレート、マニュアル等の更新も含む)。BIMデータが標準化されていないので、他社との連携が困難。
【回答6】
人員不足、作業効率、データ連携、ソフトコスト。
【回答7】
導入及び運用コスト
【回答8】
維持に要する費用負担。値上げ率がえげつない。
【回答9】
・高い維持費(サブスク費用、ハイスペックPC)。
・公共事業において、いつになったらBIMによる設計要件を付加するのか(導入が進まない事務所が多い為か、BIM化を求められない。BIM促進と言われても、求められなければ加速しない)
【回答10】
とりわけ木造については、新築、リノベ共通して、費用対効果がまったくあわないこと。
A. 「初期段階で詳細を作り込みすぎて(LOD管理の失敗)、変更時の修正が膨大になり2Dより時間がかかってしまった」
【回答1】
平面詳細図はBIM、断面詳細図は2Dで実施設計をまとめたことがあるが(導入初期の頃)BIMのメリットがまったく得られていないと感じた。
【回答2】
設備モデルを詳細まで作成すると、設計が進まない。
【回答3】
詳細部分までモデルを作りこみ過ぎてしまうこと。データが重くなって起動に時間がかかり、操作性が悪化する。
【回答4】
過剰な入力と過度な期待。どこまでやるか、何を目的にBIMに取り組むかを明確にしないと深みに嵌ってしまい、失敗に繋がるケースが多い。
【回答5】
詳細にこだわリすぎない。
【回答6】
細かい納まりにとらわれすぎると、作図が止まってしまったり、データが重くなりすぎる。
