コラム官庁営繕事業における生産性向上技術の更なる活用拡大~生産性向上技術の活用方針を改定~

2022.04.08

国土交通省大臣官房官庁営繕部において、新たなEIR(発注者情報要件)試案を活用し、設計BIM、施工BIMを試行する。

1.経緯

国土交通省は2018年度から建設現場の生産性向上を図るi-Constructionを建築分野にも拡大し、営繕工事において施工合理化技術の導入を推進してきました。

2018年度、2019年度には、「営繕工事における生産性向上技術の活用方針」を策定し、また、2020年度には、設計業務へも適用を拡大した「官庁営繕事業における生産性向上技術の活用方針」を策定し、生産性向上の推進に取り組んできましたが、内容を拡充し、更なる取組の推進を図るとのことです。

2.対象

大臣官房官庁営繕部整備課特別整備室、各地方整備局営繕部、北海道開発局営繕部及び沖縄総合事務局開発建設部(以下「整備局等」という。)において、令和2年4月1日以降に入札契約手続きを開始する工事及び設計業務が対象。

3.「官庁営繕事業における生産性向上技術の活用方針」2022年度の主な追加内容

新たなEIR(発注者情報要件)試案を活用し、設計BIM、施工BIMを試行

  • BIMモデルの施工者への引継ぎ資料の作成
  • 設計BIMモデルと施工者への引継ぎ資料を工事発注手続きで参考提示
  • 施工段階においてBIM調整会議(仮称)の実施

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