コラムRevit版共有パラメータ(GUID)公開-建築設計三会

概要

現状、BIMモデルの形状情報と性能情報の詳細度を揃えることを目的として、三会(※)設計BIMガイドラインでパラメーターを公開しています。しかし、同じパラメーター項目であっても、ソフトウェアの内部的な認識上、別のパラメーター項目で認識する可能性があります。

自社内で完結するだけであれば問題ありませんが、別会社と共同でデータ作成を行っていくこととなった場合、異なるデータとして認識され、計算ミス等に繋がってしまう可能性があります。

今後、各社間でデータ共有を行った場合にも別のデータとして認識されないように、共有パラメーター項目のGUID(コンピュータ言語で割り振られた識別コード)を以下の通り公開しますのでぜひご活用ください。

(※)三会:(公社)日本建築士会連合会、(公社)日本建築家協会、(一社)日本建築士事務所協会連合会

Revit版共有パラメータダウンロード

>>Revit版共有パラメータダウンロード(.zip)

建築設計三会 参考テンプレートも附属

Revit版共有パラメータの公開にあたり、「設計BIMワークフローガイドライン 建築設計三会 第1版」掲載の「資料 建築設計三会カテゴリー別パラメーターリスト」に基づくAutodesk Revitの共有パラメータを反映した参考テンプレートも同ファイル内に付属しています。

共有パラメータは、Revitを使う際、集計・色塗り(フィルター)・タグ表示等、BIMならではの機能活用時に、ごく普通に使っているものです。

活用のための設定は使い回し可能であり、組織ではBIMの支援部署が事前設定し、設計者は特に意識せずに使っていることも多いと思います。

支援部署の方は、「共有パラメータ(GUID)」テキストファイルがあれば足りますが、普段、事前設定を行っていない方々には共有パラメータをどのように活用するかイメージし難いかも知れません。

ご利用上の注意事項

共有パラメータは、「設計BIMワークフローガイドライン 建築設計三会 (第1版)」に掲載されている資料「建築設計三会カテゴリー別パラメータリスト」に基づいて、Revit版として作成したものになります。利用する際には、本ガイドラインを参考にご活用下さい。

参考テンプレートについては、共有パラメータを利用した一例になります。実際に利用されるユーザーがカスタマイズしながらご利用して下さい。

利用にあたっては、各ユーザーの自己責任として頂くことを前提とさせて頂きます。

公開しているRevit版の共有パラメータと参考テンプレートについては、建築設計三会は一切の保証を行うものではありません。また、内容については、いかなる法的責任も負わないものとします。

※参考テンプレートの利用にあたっては、Revit2022以降の環境が必要になります。

その他

※Revit 以外のソフトについても、今後、マッピングテーブルの整備等、方法を検討する予定です。